<   2011年 09月 ( 14 )   > この月の画像一覧

街中で生み出される笑顔 ~免費抱抱~

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日曜日の夕方、
行きかう人々でいっぱいの、
尖沙咀のフェリー乗り場前の広場で、
その女性は、自らも笑顔を絶やすこと無く、試みておられました。

手には「免費抱抱」と、
大きく大きく手書きされたボード。
「免費抱抱」=「フリー・ハグ」のパフォーマンスです。

いや、
パフォーマンスだと言い切ってしまうことは、やや乱暴かもしれませんね。
どんな目的や過程があっての、この行為なのか、
それを推し量ることも、ましてや尋ねてみることも出来ませんでしたが、
理屈抜きで、満面の笑顔での「免費抱抱」でした。

こうした手作り感満載のボードと、
商売っ気の無い笑顔。
そして、ときおりボードを片手に持って、もう片方の腕を招くように広げる「待ちのポーズ」。

そんな彼女に誘い込まれるようにして、
かなり多くの老若男女が、
彼女としっかりと抱き合って、互いの背中に腕をまわして、
笑顔になって去って行きました。
行列こそ出来はしませんでしたが、
こちらもニコニコしつつ眺めている間中、彼女が手持無沙汰になることはありませんでした。
この女性は、どんな心持ちで、帰途についたのかなあ。

「免費抱抱」…ニホンゴ読みしても、
それだけで、ついニッコリしてしまえそうな四文字ですよね。



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by koedagaffe | 2011-09-27 19:52 | 香港まちあるき

オレンジ色の灯りの魅力 ~プロムナードからの香港島東方面の夜景~

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九龍側のプロムナードから眺める香港島の夜景。
その場に立てば、
毎度、ぼんやりと眺め入ります。

そう、
なんだか夢中で眺め見入っていた頃とは少し変わっているようで、
おだやかな心持ちで眺める…っていう感じになりつつあるのかなあ。

自分の撮影の仕方では、
この夜景は、満たされるようにはとても撮れない…って、すでに諦めているので、
カメラを向けることが、ほんとうに少なくなりました。(笑)

そんなだから、
いつ頃からか開き直ってしまったのか、
カメラを通してではなくて、瞳にじかに焼き付けることで十分…という心持ちにも。
それが、「おだやかに眺める」という行為につながってきているのかもしれません。

例によって、きちんと撮れてはいないのですが、
街から発せられた光・灯りが、
建物そのものだけではなく、
湾の水面(みなも)や、夜空にとどまる雲たちをも彩る様子が、ココらしくて好みです。
香港の、この、ヴィクトリア湾沿いならではの情景ですものね。

また、
商業ビル・オフィスビルではなく、
アパート・マンション群が放つあたたかな暖色系の灯りが広がる夜景もいいですね。
同じプロムナードからでも、
向かって左側の「東區走廊」や右端の「西區走廊」越しにみられる家庭の灯りを眺めやると、
そこに確かに、人々の暮らしが映し出されているようで、オレンジ色の世界に惹かれます。


 ~追記~
  タイトルを記した時点では、文字通り「東方面の夜景」をUPしようとしていたのですが、
  手違いで、まったく逆の「西方面(西營盤あたり)」のマンション群の夜景を載せてしまいました。
  よくお分かりの方々がご覧になると「????」だと思います。ごめんなさい。



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by koedagaffe | 2011-09-25 11:26 | 香港ふうけい

自らタレをドバドバとかけて 店内でガツガツ喰らうのもいいですね

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MAXサイズの蒸篭を街角で見つけると、
ついついフラフラと寄って行ってしまうんです。
そのお店の盅飯は、どんなのだろう?…と。
あ、
最近は、昔ながらの蒸篭ではなくて、ステンレスの蒸し器のお店も多いですね。

コチラは新界のとある町で、ご贔屓にしているお店。

● お昼時は、ことのほか回転が速そう。
● よって、ほぼ常に、いつも蒸篭の中に盅飯がたくさん。
● 盅飯の器が、白い陶器の深めの壺。
● ゆえに冷めにくく、タレをかけた後もホカホカ。
● 店内が思いのほか広いので、好みの味のタレを好きなだけ使って、ゆっくり食せる。
● 焼き物や他の飯類も充実していて、組み合わせられる。

などなど、
さまざまな条件が満たされていて、何度か入ります。

もっとも、
「供される盅飯の器が白い陶器製であることと、
茶類がこうしてソーサーの上にガラスコップの状態で登場すること」が、
僕にとっての、いちばんの魅力なのですけれどね。(笑)

なんでもないことのようですけれど、
「気分に合った器」って、
けっこう大切なポイントであり、
食欲をも増幅させてくれる魅力だと思うんですが、どうでしょうか。

…外賈にしてもらって、その「詰め替えの様子」や「持ち帰りの過程」などを楽しむのもアリですが、
『移し替えないぶんだけ、ホカホカ度が保てる店内食』を選んで、
好きなだけ自らタレをかけ回すことが可能なのも、
盅飯の別な楽しみ方ですよね。

ちょっと寒ささえ感じる秋の朝、
「ホカホカごはん」に想いを馳せて、記してみました。
あー、蒸篭に出会いたい。
モワッとした湯気の中で、タレをかけたい。
アツアツのうちに、ホフホフ言いつつ喰らいたい。。。(笑)



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by koedagaffe | 2011-09-23 07:37 | 香港食べ物

チェックインの部屋に・チェックアウトの部屋に ~ベッドと窓のある風景にごあいさつ~

ホテルでチェックインを済ませて、あてがわれた部屋に向かう時って、
エレヴェーターで、その階のボタンを初めて押すことも、
その階でエレヴェーターを出てから右か左かどちらに進むのかを選ぶことも、
なかなか楽しい瞬間ですよね。

何日間かの間といえども、
しばしの間、いわゆる「我が家」としての仮住まいの場になってくれる部屋を訪ねる行為ですもん。

カードキーでキーを解除して、
荷物を入れつつ部屋に足を踏み入れるその瞬間は、
やっぱりなにかしらの“期待や楽しみ”がMAXまで膨らんだ時だと言えるでしょう。

「お世話になります~。よろしくね。」
っと、
部屋を見渡しつつ声に出します。

ちなみに、
チェックアウトの朝、
カバンやトランクを廊下に出しつつ部屋のドアを最後に閉める際には、
「今日までありがとう。お世話になりました~。」
っと、
やっぱり部屋を見渡しつつ声をかけてきます。

ホテルの無人の部屋も、
出会えば我が家。
住めば都。
慣れれば離れがたい。
ほんとうに気持ちのままに、声をかけてくるウチです。(笑)

階下に降りてホテルの建屋から出た後に思うのは、
「今回の部屋も、また次の新しいゲストさんと出会うように、
ウチも次回はまた新しい部屋と出会えるんだろうな。。。」
ということ。

気に入って何度かリピートしているホテルでも、
あてがわれる階や部屋は、指定をしない限り、一期一会。
その一期一会を楽しみ、ココロに刻むのも、いいものですよね。



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by koedagaffe | 2011-09-21 19:08 | 香港ホテル

HongKong Weather ~雷雨のち晴れ~

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ベッドで眠っていると、部屋の厚い窓ガラスを打ちつける雨。
時計を見てみたら、
ほんの少し早いものの、
ほぼ、いつもの「夜明け前の早朝散歩」に近い時刻。

そっと起きて、
夜中の早朝散歩に出かけました。

外はひどい雷雨。
幹線道路も路地も、洪水のように雨水が流れています。

そんな中、
街路灯のオレンジ色の光を受けて変化する「道の雨水」を何枚も撮り、
静かな暗い街を楽しく散策して、
ホテルに戻りました。

強い水圧で熱いシャワーを浴びて、
キンキンに冷えたミネラルウォーターを飲んだら、
身体はじゅうぶんにリラックス。

再びベッドに身を預けてしばしごろごろしていたら、
打ちつけていた雨がやみ、
夜が明けて、空の様子も変わり行く気配。
雲が開いて青空までも。

香港らしくめまぐるしく移る天候
ゆったりゆっくりと味わう、贅沢な早朝でした。



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by koedagaffe | 2011-09-19 08:32 | 香港ふうけい

明朝以降の朝食&おやつ用に ~ウチの定番おみやげ~

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今日はついに巡って来てしまった帰国日。
…という日の午前中は、
午後便に搭乗する予定ならば、昼前くらいまではゆったりします。
あいかわらず最終日にも、深夜と早朝の散歩は、欠かさないのですけれど。(笑)

香港機場に到着したら、いつものように、ターミナル2に直行して、ガチャガチャで遊ぶでしょう…。
ゆえに、
それ前までに、市街地でお財布を開けることは、麵飽餅店での買い物が最後となります。

滞在中、毎朝のようにお世話になった5~6軒の麵飽餅店さんの中から1軒を選んで行き、
持参のBOXに詰め込めるだけのパンをあれこれと吟味。
さらに、
これまた毎回持ち帰る「焼き菓子」の詰め合わせをいくつか。

これらをホテルの部屋に持って戻り、
昨夜のうちにパッキングしてあらかじめ空けておいたスペースに入れます。

…これにて、香港から持ち帰るモノたちは、すべて完了。

これらのパンや焼き菓子たちは、
「いちおう、食べ物だから」と、手荷物バッグとして、機内へ。
明朝の日本で、すぐに取り出して、朝食にしたいから
…という理由で取り出しやすいバッグに入れるということでもあります。(笑)

下町の麵飽餅店しか知らなくて、ジェニーやカルテットのクッキーって未体験。
どことなく香港ならではの油が香り味わえるような、
「いわゆる一般的なクッキーとはひと味ちがったこの焼き菓子たち」が、
ウチのささやかなお土産の定番です。(笑)



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by koedagaffe | 2011-09-17 07:54 | 香港食べ物

これまでも これからも 旅先で身につけるホンコングリーン

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ずっと以前に手にして以来、
ふだん使いではなく、主に旅行の時だけ取り出して活躍してもらうので、
もう、20年近く仲良くしている腕時計でした。

TIMEXのアナログ時計で、
この時の訪港時も、一緒に行きました。

ただ、
布のグリーンのバンド部分が、長年の使用によって、さすがにお疲れ状態。
ひび割れも入り、布と合皮部分とがほつれてしまってきて。
ゆえに、
「この際、香港で、バンド交換してもらおうかな。」
と、思い立ちました。

街角の路上修理屋さんで、バンドを交換してもらうことに。
いくつかの路上修理屋さんをしばし観察してから、
人の良さ気なおじさんのお店に決定。

小さな小さな台(つまりそこがお店の全てなのですが)には、
ショップカードも置かれていました。
「 陳記鐘錶 CHAN KEE WATCH 」…専業維修と記されています。

新しいバンドの有無と値段交渉を確認して、
すぐに交換してもらいました。

選んだのは、かなり豊富に何色もストックがあった20ミリのバンドの中から、
ホンコングリーンのベルト。
TIMEXのロゴと一緒に時計の中央部分にグリーンのサークルが施されているデザインですから、
それに合わせてのバンドの色です。
もう1色、深めのカラシ色のすてきなバンドもあったのですが、
おじさんもグリーンを推してくれたので、やっぱりホンコングリーンに決めました。(笑)

プロの早業で、
20年選手の古いバンドは、難なく外され、
あっけないほどスムーズに、ホンコングリーンのバンドが装着されました。
…すべて込みで、40H$だったかな。
円高のおかげで、1H$=10円としたら、400円ほど。

今後は、この“本体もバンドもグリーンを纏った腕時計”で、旅先の時刻を刻んでもらうことにします。



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この時計屋さんと、このバンドとの出会いが、運命づけられていたかのように、
その日の朝、
散歩中の街かどで、
こんなフリーマガジンを手にしてホテルの部屋に持ち帰っていたのでした。(笑)
…まさに、この色やん…って不思議な偶然とキャッチコピーに驚きつつ、
そのマガジンの表紙の上で、パチリ。



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by koedagaffe | 2011-09-15 18:38 | 香港ご商売

…こんなときは どうしたらいいのでしょうか…

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日本では、
風だけは、秋風らしい爽やかさを保ってはいるものの、
なんだか暑さがぶり返してきていますね。
昼間はまだエアコンにお世話になることも、
あるのかもしれません。

さて、
コチラは香港。

「あれ?なんだか高いぞ?」

クーラーからの冷気がガンガンの香港で、感じたのです。
しかも、けっこう暑さの厳しかった、夏の真っ盛りに。

ひところよりも、
なぜだか、クーラーの冷房設定温度が高いところが、増えたように感じました。

いや、
そりゃあ、やっぱり、
日本とは比べものにはならないほどキンキンに冷やされている個人商店・オフィスなどはあるのですが、
路線バスやMTR車内・構内やホテル内など、
今までだったら「冷凍庫状態」とも言えたいくつかの場所で、
思いのほか、クーラーの設定温度が、高めになっていました。

peuさんが記しておられた コチラの記事 のような諸事情も、あと押ししてのことなのでしょうか。
きつすぎる冷房温度設定に対して、声をあげる方々が増えてきたのかもしれませんね。

…と、
それでも、なお、
やっぱりクーラーの効いた客室から出てきたその足でカメラを起動すると、
こんなんになっちゃう夏の夜。。。

レンズがこうして曇ってしまった時って、
どうすれば早めに回復するのでしょう?
こんな状態になっちゃっている時に限って、
写し撮りたい場面やモノに遭遇してしまうんです。(笑)

「…まあ、慌てずに、自然回復を待ちましょう~。」というコトなのでしょうか。



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by koedagaffe | 2011-09-13 20:19 | 香港まちあるき

25H$で二胡の演奏つき(続編) ~露店床屋での爽快体験~

この時の訪港では、
前回の元朗散策で出会えた「露天床屋」を訪れることが、
ある意味、旅行最大の目的の一つでした。
下見をしておいた前回の記事はコチラです。

そんなわけで、訪港翌日に、さっそく路線バスで、香港島から元朗へ。
天候にも恵まれ、ひと安心。
なにしろ、タープを張った屋根とトタンのひさしがあるだけの露店床屋さんですから、
雨風がひどかったりすると、休業しちゃわないかなと気になってて。(笑)

おぼろげな記憶を頼りに、前回と同じコースを辿りつつ路地を歩み進めたら、
やっぱり今日も、路地裏から楽器の音色が。
「あ、こっちだ。営業中だ~!」
お馴染みのクルクル回転する床屋マークではなく、
音色の有無で営業中かどうかが分かる、今の時代の中では珍しい床屋さんなんです。(笑)

大きな樹木が立っている路地裏に向かって、ニコニコしつつ歩みます。



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見覚えのある、短パン姿でショートカットのおじちゃん。
店主は今日は、二胡ではなく、蛇皮邊租(蛇皮を張った4弦中国ギター)を弾き奏でておられました。
壁には、ヴァイオリンも。
弦楽器が堪能なかたなのですね。

撮影してもらえるように太太にカメラを手渡して“店”の中に歩み寄ると、
奏でる手を止めたおじちゃんは、一瞬だけ、僕の様子をうかがうかのような表情。

「演奏中にごめんなさい。髪を切って欲しいんです。」と、キャップを脱いで、
頭を差し出して、頭全体を人差し指でクルクル指し示すと、
おじちゃん、なにか言っておられます。。。
『…◎▼◇*〇%△■~』

ここで、すかさずメモを取り出し手渡して、読んでもらいます。
「我想剪到大約只剩下2~3毫米的長度,請用電推剪來剪,謝謝。」
…お友達の一美さんに教わった文章を書き写して来たメモ。
そんなに長い文章ではないと思いますが、
ずいぶん時間をかけてメモに見入っていたおじちゃん。
『あいよ~。わかったよ~。まかせとき~。▼◇〇*■◎▲。』
客用の理容イスの埃を軽く払い、腰かけるように促してくれました。

さきほどまで流暢に奏でられていた蛇皮邊租の音色にとって代わって、
すぐさま鳴り始めるバリカンの音。
“バリカンで2~3ミリに刈り上げてね。”のオーダーは、きちんと通じているようです。
ガシッと頭を遠慮なく掴まれて、ウィーンウィーン。
この日のために伸ばし気味にしておいた毛髪が、どんどん地面に散っていきます。

おじちゃんの手慣れた手際の良いバリカン運びの前には、きっと香港人も日本人も無いのでしょう。
早い早い。あっというまに、路地を吹き抜ける心地よい風が、頭皮を直接撫でていく状態に達しました。
ズイズイ分け入って来る遠慮の無いバリカンにて、坊主頭一丁出来上がり。
丸裸にされた羊の気分なり。



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あ、なになに?
こんどは、なにしてくれるん?
…刃を研ぐ音。
…もしかして、髭そりとかしてくれるん?
日本の床屋のように、刃物などを熱湯消毒してる気配なんて皆無だけど…アイヤ~。
…まあ、いいやね。お任せお任せ。

もみあげ、頬を ゾリゾリ~ッ。
香港訪問に向けて伸ばして来ておいた口髭もあご髭も、容赦なくゾリゾリ~ッ。…アイヤアイヤ…。
はいはい。お任せったらお任せ。

“店”のすぐ脇の木々からずっと漏れ聞こえている小鳥たちのさえずりが、
バリカンの時よりも、よりいっそう鮮明に聴こえて。
木々から伝わって来る緑の香りや、近くの茶餐廳や士多からもれ漂って来る良い香りも。
そんな中で、
太太がカメラであちこちから写真を撮り続けていて、ちょっとしたモデル気分の自分とおじちゃん。
うっすら汚れた壁の鏡に目を移すと、おじちゃんは真剣だけど、僕は終始ニコニコ。
気づくと、なんだか、まわりには、地元のじいちゃんたちのギャラリーがいつのまにか見物中。
…こんなトコロでこんなコトしてるヤップンヤンが珍しいのか、
もしかして、おじちゃんが仕事をしていること自体が珍しいからなのか…。(笑)

え?もっと下を向けって?
はいはい、仰せのままに。うなじや首まわりも、念入りにゾリゾリ~。
こんどは上を向くの?
…もしかして?…と思ったら、案の定、眉毛も?やっぱり?
ここ何年も剃らずに伸ばしてきてた眉毛の下部分も、何の躊躇もなくゾリゾリゾリ~ッ。
アイヤアイヤアイヤ~。…おじちゃんありがと。。。

刃物、置いたよ。
終わり?
ん?ハサミ持ったよ。
なんなん?
ああ、鼻毛のカットね。ちゃんと手入れしてあるから、おじちゃんの手がめずらしくカラ振りしてる。

もう終わりでしょうと思いきや、
最後は耳掃除で、優しくケア。
バリカンと頭を掴むチカラの大胆さからは想像しかねる繊細な耳掃除。
軽く肩揉みをしてくれて、どうやら終了。
『ほほ~い、終わったよ~。◎▲◇@*▽■%~。』
気分良くイスに座ったままの僕の横で、
地面に散った髪の毛をレレレのおじさんのように長ぼうきで掃除し始めるおじちゃん。
きれい好きでいらっしゃるのでしょうか。

ああ~いい時間だった。ありがとう。訪港目的の半分以上はこれで達成。(笑)

お代をお渡しして、
「そうそう…」とひとつお願いを。

「二胡、弾いていただけませんか?ぜひ、聴かせていただきたいのですけれど。」
『おうおう、弾けるよ。聴いてくれるんかい?いいよいいよ。そこで聴いてて。▼◇*%◎▲◇。』
この時が、この日はじめて見る、おじちゃんの満面の笑顔。

背中をピシッと伸ばして、二胡を奏でてくださる。
わずかな身体の揺れと、ダイナミックなボウイング。
思い切りのいい緩急の付いた音色が、風にのって路地に響き渡る。

太太からカメラを受け取り、おじちゃんや二胡にレンズを向ける。
どの方向から撮っても、
レンズを向けるとおじちゃんはキッチリとカメラ目線。
ときどき瞳を閉じながら、吹き抜ける風の中で、気持ち良さ気に数曲ほど弾いてくださった。

ありがとうございます。素敵な音色をじかに聴かせていただけて嬉しいです。また来させてもらいます。
…二胡のお礼を10H$お渡しすると、
ニコニコしつつ手を合わせて受け取られたのでした。
「次回も切ってもらいに来ます。ありがとう。」
『◎▲◇*@&%●◆▽~!!』
爽やかな風と小鳥のさえずりの中で、握手をしてお別れをしてきました。

香港の街・町・村の中には、
ビルの階下に店を構える一般的な床屋は、じつにたくさんあります。
荃灣の一角には、それこそ「床屋ストリート」とでも呼べそうな密集地帯も。
お店の新旧の在りようも、店構えの造り込み方も、お値段も、それぞれでしたが、
こうして露店床屋ならではの音・香り・感触に身を任せることができたのは、贅沢なひとときでした。

できることならば、この髪の毛、
伸びないでいてくれるといいんだけどなあ。。。(笑)



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by koedagaffe | 2011-09-11 07:02 | 香港ご商売

一杯のお茶で二品をつまむ ~まだまだ修行中の一盅両件~

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あくまでもデジタルカメラの写真ですから、
とても「古(いにしえ)の1枚」とは言えないかもしれません。
けれど、
10数年以上前だと思われる1枚…と思えば、
けっこう昔の写真のような気もします。

そう思いつつ眺めれば、
今の高性能画質のカメラで撮った画像よりも、
いくぶんくすんで見えるかのような1枚。

1種類のお茶に、2種類のつまみ(点心)。

おじちゃんたちが茶樓でゆったりと飲茶のひとときを楽しむことを表す四文字。
「 一盅両件 (いっちゅうりょうけん) 」 。

糯米滋と馬拉糕です。
あ、糯米滋のほうは、かじりかけではなくて、ちぎった後ですので、ご安心を。(笑)

一盅両件の「盅」は、「盅飯」の盅ですが、
もともとの意としては、「持ち手の無い茶碗」を言い表すものですから、
こうしてホテルの部屋のシーツの上にのせたコーヒーカップでは、本当はいまひとつですよね。(笑)

この一盅両件という言葉を覚えたての頃は、
なんだか粋に感じるその習慣と言葉に惹かれて、
こうした簡素なおやつを愉しんでいる時期もありました。

けれど、やっぱり粋なおじちゃんになりきれない僕は、
今は、とても2品の点心では済まない現実なのですけれどね。(笑)

品数は横着に変わってしまっていても、
ベッドのシーツの上やテーブルの上に並ぶ品物たちは、
昔から好みの傾向がさほど変わっていないようです。

ずうっと以前から、朝に手に取る食べ物やおやつなどは、
こうしたシンプルなものが多く、さほど変化していないようで。。。




最近、
日の出前の早朝飲茶を一人で味わいに出掛けたお店で、
朝の4時半過ぎに、ホントの一盅両件を愉しんできました。

まだ、街が暗い中、
始発トラムが走り出す前、街角の新聞舗も準備を始めていない時間帯、
おじちゃん度100%のお店での「一人一盅両件」でした。
ふだんは「両件=2品」では済まない僕も、
さすがに日の出前の飲茶では、数少ない品とゆったり時間とで十分だったのでしょう。
あ、でも、おじちゃんたちのように新聞を読みふけることはできなかったなあ。
…と、こんなふうに、その「姿かたち」だけを追っているようでは、
まだまだとても本来の粋なお姿には遠いですよね。(笑)

その時のことについては、
またいつか記そうかと思います。



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by koedagaffe | 2011-09-09 20:10 | 香港飲み物


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